雑食メロンコリー

すきなものを すきなぶんだけ めいっぱい

元オタクがメトロックでみた、アイドル関ジャニ∞

 

このブログ、更新するのものすごく久しぶりです…!お久しぶりです、しとろんです。

 

 

 

メトロックの関ジャニ∞、めちゃくちゃアイドルでした。

 

 

 

もう1年半以上前に関ジャニ∞のファンを降りた私ですが、他のアーティスト目当てで参戦を決めていたメトロックに、エイトが追加されて聴きに行かないわけがないじゃないですか。

レポみたいなことは出来ないんですが、私の思ったことをつらつらと書いていきたいと思います。興奮冷めやらないまま書いたのでまとまりすらない文章ですが、よければお付き合いください。

*SPOILER ALERT:セトリがっつり書いてあります

 

  • 出番前

私、今回のメトロックは通しで参戦したんですが、正直エイトのことは1日目から心配に思っていたんです。私が最近のエイトのライブを追いかけていないから、というのもあるかもしれませんが、フェスでのエイトがよく想像できませんでした。

この想像できない案件は、きっとメトロックに来ていた人たちの何人かも同じで、あちこちから「関ジャニどんな感じなんだろう」という声が私の耳に入って来ました。

ごはんを食べていた時に話しかけてきた、ロックが大好きだというお兄さんは「やっぱ今日一番気になってるのはなんだかんだ関ジャニだね」と言っていました。世間一般には、ジャニーズの面白枠なエイトだけど、それでもアイドルで、ジャニーズなことには変わりがなくて。きっとエイトはメトロックイチ“試されていた”んだと思います。

 

  • 遂に出番!

17時50分を少し前、WINDMILL FIELDに行くとそこはたくさんの人でいっぱいでした。ステージを見て一番に目に入ってきたのは大倉くんのドラム。「あ、私エイトを見に来てるんだ!」とテンションが一気に上がります。スタッフさんが楽器や機材の調整をされている中を、フェス大好きな友人に連れられまるちゃんの正面あたりの割りと前の方にスタンバイ。周りにはマジバンやタオルからひと目でeighterだと分かる人もいれば、他のバンドのTシャツを着ている人もいて、エイトにとってのフェスに出る、ということの意味を感じさせられました。

ステージの脇にモニターがひとつだけあるのですが、ライブ開始直前になるとCMが始まるんですね。それが始まり、いつエイトがステージに上がってくるか分からない、となると、皆そわそわステージの方を見始めたのが面白かったです。“あの”関ジャニ∞をひと目みようと、私の周りではかなりの人がぴょんぴょんジャンプしていました。

 

そしてエイトがステージに上がりHighSpiritsが始まると、私の心配はふっとびました。エイトのやる気というか、なにか大きなパワーみたいなものがビシビシ伝わってきて、こっちも全力で聴かなきゃ、と思ったのを覚えています。私がエイトのオタクをやっていた頃と同じ気持ちで彼らを見るようになるなんて、一瞬でした。続くズッコケは圧巻でした。日本のかなりの人が知っているであろうこの歌をバンドバージョンでやる、これがメトロックでウケないわけがありませんでした。「1.2.12ウー!」を私の周りの大体の人が「1.2.123」と言っていたのは面白かったですが、「イェイイェイイェイ」と「ブンブン」は皆カンペキ。会場がひとつになって、こんなに楽しくてかっこいいズッコケがあるんだと感激しました。言ったじゃないか、そしてヒナちゃんの挨拶を挟んでのNOROSHIは思っていたより知っている人が多かったのか、盛り上がりが欠けることもなく、嬉しく思いながら全力でエイトの音楽を楽しむことができました。

 

ここで私的目玉曲のひとつめ、宇宙に行ったライオンです。これはさすがに知っているひとが多くなかったようで、周りは探り探りでノッている人が多かったです。ですが、私にはそんなこと関係ありませんでした。あの一瞬で情景が浮かぶようなイントロ、やすくんの「遠くへ」そしてサビ、どれもが力強くそして美しく、心にズドンと入ってくるようで、泣きそうになりました。

 

そして目玉曲は続きます。象!この曲は高橋優のライブで何回も聞いてきて、だけどエイトのものはCDでしか聞いたことがなかったので新鮮でした。いつも優さんのライブでめちゃくちゃにノッているこの曲を、今度はエイトの演奏で聴く。それだけで心がいっぱいで、イントロ後はもうなにも考えずひたすら音楽に浸りました。会場もとても盛り上がっていて、図らずも高橋優のすごさまで見せつけられたわけですが、それを思わせるパフォーマンスをした関ジャニ∞、格好よすぎます。

 

亮ちゃんの曲紹介からの侍唄、Tokyoholicそして勝手に仕上がれ、この3曲はどれも私がファンを辞めてからの曲ですが、自明のように最高でした。Tokyoholicで自分のミスをネタにして、勝手に仕上がれでめちゃくちゃ格好いいベースを見せつけたまるちゃんは絶対ファンを増やしました。丸山隆平、恐るべし。

 

上裸なすばるくんの挨拶があって、最後の曲LIFE。これは私個人にとってかなり思い入れのある曲で、気持ちの洪水がすごかったです。はじめて生で聴くエイトのLIFEは心にまっすぐ届いて、そして心を満たしてくれました。

 

最後メンバー全員で前に出てきて挨拶をして、亮ちゃんがちょこっと喋って、すばるくんのおふざけがあってはけていく。そのシーンはLIVEDVDで見たものと重なるところがあり、本当にエイトを見ていたんだ、と最後にまた確認するような不思議な感覚がありました。

 

  • 出番後

エイトの出番が終わると、ほとんどの人はそこから一番遠いステージであるWANIMAを見にいくようでした。例に漏れず私もそうだったのですが、その道すがら、かなりの人が、というか私の耳に入った中では全ての人が、エイトのことを肯定的に話題にしていました。思ったより上手かったとか、かっこ良かった、めちゃくちゃ楽しかった、とか。そういう聞こえてくる言葉のひとつひとつが私の気分をさらに嬉しいものにしてくれました。でももっと嬉しくなったのは、WANIMAがズッコケをちょこっとやってくれたこと。皆かなり盛り上がっていました。

 

  • 関ジャニ∞っていうアイドルグループやってます!!!」

私がまだエイトのオタクだった頃、すばるくんがソロの時に言ったらしいそれと同じ言葉。一見ただの自己紹介のようだけど、この言葉はあのメトロックでかなり強い意味を、例えて言うなら宣戦布告のような意味を、持っていたんじゃないでしょうか。

 

ロックフェスにジャニーズが来る、それだけで中には否定的な意見もみられた今回のメトロックですが、彼らは自分たちのパフォーマンスでそれを覆しました。それは演奏によってだけではなくて、たった数フレーズで人を引き込む挨拶や、自分の魅せ方を知っているところなど、エイトがこれまで積み上げて自分たちのものにしてきたもの全てによってでした。

彼らが「アイドル」として積み重ねてきた時間が、全く畑の違う観客の手を、体を、心を動かす。その名前がタイテに挙がるだけで、いろんな人の注目を集め、演奏前からその存在だけでたくさんの人をわくわくさせる。

 

これってカンペキなアイドルではないでしょうか。

 

バンドとしての力をつけ、アイドルとしてのスキルを持ち。そんな関ジャニ∞だからこそ、あの場で通用するパフォーマンスができたんだと思います。元オタクだった私の心はもちろん、あの場にいた全ての人をエイトの世界に一瞬で引き込んで、心を掴んで離さない。

 

メトロックの関ジャニ∞は最高にロックで、最強なアイドルでした。